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2021年12月9日 | ブログ
手延べガラスの魅力
こんにちは、ロクワの家スタッフの須貝です。先日(といっても10月ですが)明治38年に建築された純和風の建物で軽食が楽しめる、とあるカフェにいってきました。
料理を注文し、楽しみに待ちながらお庭を眺めていたのですが、そこで窓ガラス越しにみる景色が少し変わっていることに気が付きました。
その建物には揺らぎのあるガラスが使われていたのです。
ガラスが揺らいでいるなんて不良品なのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この揺らぎはそのガラスが昔ながらの技法で造られた、とても貴重なものである証なのだそうです。
現在一般的に使用される窓ガラスは製造技術の向上により、ゆがんでいることはありません。一方で、明治ごろのガラスは職人が手吹きで一つ一つ作っていたため少しゆがんでいるんだそうです。
スッキリとした景色を見ることができる現代のガラスももちろん素敵ですが、手延べガラス越しに見える少し揺らいだ景色はアンティークな魅力があり、また違った楽しさがありました。
このようなガラスは強度が足りず割れ安いということもあり、現在では製造が終了してしまっています。 ですが少し調べてみたところ、特殊な塗料を吹き付けることでわざと揺らいで見せるものが出てきているとのことです。
「和風な雰囲気を楽しみたい!」という方や、「お庭の景色や、窓ガラスにもこだわりたい!」という方、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?✨