網入りガラス

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2021年8月20日 | ブログ

ロクワの家スタッフの佐藤です。

網入りガラスって皆さんも見たことあるのではないでしょうか。

現在新築中の住宅にも使われているのですが、なんで網入りガラスが使われているかわかりますか？

この網入りガラスは防火設備の一種で、防火地域・準防火地域に建設される建物の外壁に設置される開口部のうち、延焼のおそれのある部分に使用しなければなりません。

なんか面倒な言葉がたくさんありますが、

■「防火地域・準防火地域」とは都市計画法において「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」として定められている地域で、建物が密集している市街地や駅周辺が指定されている場合が多いです。簡単にいうと「こんなところで火事になったら建物が密集していて危ない！！」という地域！

■「延焼のおそれのある部分」とは周囲で火災が発生した場合に、火が燃え移る可能性がある範囲です。道路の中心又は隣地境界線から、1階で３ｍ、2階で5ｍ離れた位置になります。「お隣さんが火事になったら被害受けやすいよ」という部分！

このように一定の条件の当てはまる場合、網入りガラスを使用します。

網入りガラスの性能としては、防火・耐火性と飛散防止性があり、万が一割れても破片が飛び散らないようになっています。

網入りガラスを防犯用と思われている方いらっしゃいませんか？私も勉強するまでは、防犯対策用だと思っていたのですが、決して防犯対策にはなりません。ガラスに網(ワイヤー)をいれることで、熱で割れても飛び散らないようになっており、火の侵入を防ぐようになっています。防犯用にはガラスとガラスの間にフィルムを挟んだ合わせガラスが使用されます。

「網入りガラス」についてざっくりまとめると

「建物が密集していて火事が起きたら危険な地域の住宅で、お隣さんが火事になった場合被害を受けやすい範囲に使われる、割れても飛び散らない火を防ぐガラス。」という感じでしょうか。

都市計画法や建築基準法という法律にはそれぞれもっと細かく指定があるので、あくまでざっくりになりますが・・・

読んで頂いた皆さんも、新築やリフォーム中の疑問点ございましたら遠慮なく担当者にご質問ください！新築やリフォームをご検討中の方も、お問合せお待ちしてます！

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